世界地図から陽が昇る

会社員兼料理文献研究家遠藤のブログです。音食紀行(http://onshokukiko.com/wpd1/)を主催。好奇心に基づいて色々書き綴ります。

【レシピ】古代ギリシャの宴:料理と音楽 ~ギリシャお魚料理編~:1品目「サメのトロネ風」

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 去る7月18日海の日に開催された音食紀行「古代ギリシャの宴~お魚料理編~」でご提供いたしました各料理のレシピをご連絡いたします。

1.サメのトロネ風 (アルケストラトス(23))
2.マグロのステーキ (アレクシス(186)、 アテナイオス『食卓の賢人たち』より)
3.カレイの香草焼き (アピキウス『アピキウスの料理書』)
*.キャベツのアテナイ風 (ムネテシウス、オリバシウスの"Medical Collections")
A.ギリシャワイン
B.ザクロジュース
*.スパイス入りワイン
*.フレーバーウォーター

お出ししたのはこんな感じ。ここから、抜粋して必要なところだけレシピご連絡いたします。

サメのトロネ風

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トロネではサメの腹の切り身を買いたまえ。切り身にクミンと塩を少々ふり、グリーンのオリーブオイルをかけたあとは何もかけないこと。次にドレッシング用に野菜を刻んでステーキにまぶす。このステーキを焼くとき、焼き鍋に水やワインをビネガーを加えてはいけない。ただ油を注ぎ、クミンと香り高いハーブを入れるだけ。強火でなく弱火で調理する。たえず揺り動かして焦げないように気をつける。

アルケストラトス(23)

材料(4名分)

サメの切り身:4枚 
エクストラバージンオリーブオイル:おおさじ3
クミン:小さじ2 
生または乾燥ミックスハーブ(パセリ、オレガノコリアンダー、ミントのみじん切り):小さじ2 
塩:小さじ1/4

 作り方
1.切り身にオリーブオイルを軽く塗る
2.ボールにクミン、ハーブ類、塩を入れて混ぜる
3.切り身の両面に2を軽く塗り、押える。
4.フライパンにオリーブオイルを少量入れ、切り身を6~8分両面きつね色になるまで焼く
5.パリッとしたグリーンサラダを添える。サラダのドレッシングはオリーブオイル大さじ1、赤ワインビネガー大さじ1、魚醤少々を混ぜて作る。

 

意外なことにホメロスの英雄たちが“まったく魚を食べなかった”ということです。魚はすでに数千年にわたりギリシャ人の食事の一部でした。アルケストラトスのこの引用部は紀元前350年頃のものですが、作り方はホメロス時代の家庭で用いた方法と一致するようです。
アルケストラトスはこのトロネの地を最高の料理が食べられる地と褒めています。

 

サメは宮城県気仙沼産冷凍「毛鹿鮫(もうかさめ)」のお肉を使用しました!

 

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