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世界地図から陽が昇る

会社員兼料理文献研究家遠藤のブログです。音食紀行(http://onshokukiko.com/wpd1/)を主催。好奇心に基づいて色々書き綴ります。

【御礼】古楽かふぇプレゼンツ。イタリア・ルネサンス音楽文化とメディチ家無事終了。

古楽かふぇ 音食紀行 料理

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 昨日まで3日間開催されました古楽かふぇさん企画の夏のお休み処の中の2日間、土曜日の金澤正剛さんの「イタリア・ルネサンス音楽文化とメディチ家」、日曜日の斉藤基史さんの「音楽修辞学」にお菓子とジュースで参加させていただきました。

 まずは古楽かふぇの各種イベントにご来場いただき、ありがとうございます!土曜日の金澤先生のメディチルネサンス音楽のお話。メディチ家ルネサンス音楽の関わりを正に駆け足で音楽も聞きながら怒涛の勢いで駆け抜けた2時間でした。序章といいますか、要約といいますか、それぞれの話を深く聴いてみたいと思いました。古楽かふぇさんでのシリーズ化を期待しています。

 さて、私の担当の料理。フィナンシェとスパイス入りアップルジュースをご提供いたしました。

イタリア、ルネサンスメディチでお菓子=フィナンシェ

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 イタリア、ルネサンスメディチでお菓子を作ってほしいというオファーをいただきまして、考えた結果、フランス語で資産家、銀行家、財政家を表すお菓子、フィナンシェ以外にないとの結論に達しました。

 表向きは金塊の形からその名前が付けられたフィナンシェですが、このお菓子はカトリーヌ・ド・メディシスがフランスに嫁いだ際に随行したフィレンツェの料理人によってもたらされたイタリアもといフィレンツェ発、メディチ家発の料理、お菓子という側面があります。

 メディチ家の出自からその名前がつけられたとも言えると思われます。このようなテーマで正にそれに見合ったお菓子を提供できてよかったです。

中世ルネサンスのジュース

 もう1つ提供したのが、スパイス入りアップルジュースになりまして、こちらはナツメグ、タイム、ジンジャー、シナモンスティック、スイートバジルを入れました。こちらをキンキンに冷やして振舞いました。

 スパイス入りアップルジュースは発汗作用もあり、身体がポカポカしてきますので、冬場の寒い日にホットの状態でも美味しく召し上がれると思います。

 この二つを「ルネサンス、イタリア、メディチ」のオーダーで振る舞うことが出来て良かったです。

特にフィナンシェはフィレンツェ文化がフランスで花開き、昇華され世界へという流れになりますので、食とルネサンスメディチ以上に広がりが出ました。

あとは、新大陸からの流入されたトマト、ジャガイモ、カボチャ、トウモロコシ、トウガラシの話をして、いまのイタリア料理が形作られたのは1500年以降になるという話もいたしました。上記の野菜が入ってきたのは1500年前後ですが、入ってきても食べられず鑑賞用植物として200年燻ってたり。

 例えば、トマトは、1500年前後に入ってきたのに今の赤ではなく、緑っぽい色合いだったので、新大陸からもたらされた毒のある植物として受け取られて鑑賞要約植物として、1700年頃まで食べられもしなかったと。その後、1人のナポリの乞食が登場するわけです。

 飢えて死にそうだったナポリのとある乞食。彼は鑑賞用植物として名の通っているトマトを手にとって、逡巡します。餓死か毒死か。食べて死のうと緑色のトマトをガブリ。…美味い!!トマトがイタリア全土に広がったキッカケを作ってくれました。

 あとは、カトリーヌがフランスにもたらしたフォークの話とフィレンツェのテーブルマナー、フランスのテーブルマナー。手で食べることは野蛮ではなかったこと、手を指を道具のように器用に使ったこと、ただ貴族の服装から手で食べると襟袖が汚れること、そのためのフォークの有能性も話しました。

 今回はフィナンシェの提供でしたが、カトリーヌと随行の料理人が発明した幻のオレンジソルベ(シャーベット)をメディチ秘伝スペシャルで作るかと当初考えていましたが、溶ける!無理!と一発却下でフィナンシェとなりました。メディチ秘伝のオレンジソルベ食べてみたい方いれば。

スパイス入りアップルジュース、レシピを後日アップするので、是非お作りください!夏バテにも冬の寒さにもお酒は飲みたいけどアルコールがダメな時など様々なシーズン、用途にマッチした飲み物です!

 

今後ともよろしくお願いいたします!

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