【レシピ】音食紀行・古代ギリシャ・地中海の料理と音楽:4品目。ハチミツをかけた大麦(ペルシャ)
続いてペルシャです。こちら、古代ペルシャの文献資料がなかなか見つからず、創作料理という形をとることにいたしました。
[ペルシア人の]料理には食べごたえのあるものが少ないが、デザート[“epiphorèmata”]として食後に供される料理はたくさんあり、それは一品に限らない。そういうわけでペルシア人は、ギリシア人が空腹のままディナーを終える、と言う。なぜなら、ディナーの後にデザートと呼ぶに値するものが何も出されないからだ。良いデザートが出てきていたら、これほど早く食事を終えることはないだろうと。
Herodotus, historiaiより
というわけで、デザートです。スペインや南米でよく食べられているアロス・コン・レチェはアラブから流入されたという史実と『千夜一夜物語』に描写される"ハチミツをかけた米"をイメージ膨らませて、ハチミツをかけた大麦という形にして提供しました。
材料(4名分)
大麦 80g
牛乳 400ml
はちみつ 小さじ4
レモンの皮 1きれ
シナモンスティック 2本