音食紀行の独り言

音食紀行(http://onshokukiko.com/wpd1/)主催のえんどーの独り言です。

音楽と料理のイベント「音食紀行」開催

 

 おはようございます。「セカヒガ」(当ブログ「世界地図から陽が昇る」の略)の遠藤です。当面自分でセカヒガセカヒガと言い続けていこうと思います。セカチューセカオワなどのように略されて三大セカの1つと言われるくらいに頑張りたいですね。

 本日は昨日までの3が日で本ブログに出てきたワードである「音食紀行」について書きます。

日本唯一の音楽と料理イベントです。

 音楽と料理イベントは数あれど、「音食紀行」は一味違います。コンセプトは「音楽」と「料理」というキーワードで世界もしくは時間旅行をするイベントになります。もう少し具体的にいいますと、あるテーマを設定してそのテーマに沿った料理と音楽イベントとなります。

 例えば、スペインと南米諸国のスペイン圏の料理を5,6品作り、そこに南米音楽をかけたり、英国というテーマを決めて、料理は中世、近世伝統料理、ウェールズアイルランド料理を提供し、古楽演奏家を招聘してイギリスにまつわる伝統音楽や民謡を演奏したりする会です。

唯一無二のポイント

 唯一無二と言っている点は私が世界の料理または時代の料理を作ります。時代の料理は例えば、中世ヨーロッパの料理だったりイタリアルネサンス料理だったりハプスブルク家の伝統料理だったりと普段食べることのない料理を再現します。世界の料理はおそらく日本にいてもレストランがあるので様々味わえると思いますが、世界の家庭料理を中心にこれまたテーマに沿って提供するので、時代料理でも世界料理でも参加されるお客様にとっては稀な体験になるのではと思います。

 そして、そこに音楽を流します。時代の料理の場合、古楽演奏者が時には英国中世音楽、はたまたフランスバロックルイ14世統治(1600年代後半)だったり、オランダはレンブラントフェルメールの時代(17世紀)の音楽など、テーマに合わせて音楽と料理で時間旅行を味わっていただきます。

 当時の料理文献や楽譜を通じて、再発見を各々で感じていただければ幸いです。正に、故きを温ねて新しきを知る。温故知新の精神です。

この会をやろうとしたきっかけ

 元々、学生時代から音楽をやっていました。音楽体験はエレクトーンから始まって、クラシックギターへ移行。そこから時代で区切るとルネサンスバロック時代(14~17世紀)の音楽が好みだとわかり、その時代の音楽を当時の楽器で演奏しました。ルネサンスリュートバロックギター、そして鍵盤楽器チェンバロ。打楽器でフレームドラム。ルネサンスバロック当時のダンスも踊っていたりしました。

古楽器やダンスにピンと来ない方はこちらのサイトが詳しいです。

 そのようなわけで、その時代の音楽に精通するようになりました。いわゆる古楽愛好家というやつです。それ以外にもギター音楽や各種ジャンルの音楽は好きで、自分の傍らに音楽はあったという側面があります。

 そして前回のエントリーで料理のことは書いたとおりです。

 料理を人様に振る舞うという機会を得た。そして、実際に料理会をやったら美味しいと言ってもらえた。但し何かが足りない。そうだ音楽だ!この考えにたどり着くのも時間の問題でした。

楽家演奏家へのオファー

 自分でも楽器は弾きますが、愛好者アマチュアレベルですし、料理作って音楽も弾くなんてキャパシティオーバーですし、そもそも自分自身で弾いて集客できるわけがない。プロの演奏家に素晴らしいその時代の音楽を演奏いただこうと思いました。幸いにして、上述した楽器は独学ではなく先生について習っておりましたし、古楽演奏者のコンサートに行って交流を深めておりましたので、音楽コネクションには事欠かない状態でした。

 あとは、この会の趣旨をお話しして、納得いただいたら交渉成立!具体的なスケジュールを確認し、開催日を確定させてインターネットを通じて全世界にプレスリリースしている状況です。

会場について 

 私が自分の店を持っていれば話が早いのですがそんな店はどこにもなく、毎回場所を探しています。

 2014年までは友人が住んでいたシェアハウスの共有リビングで開催していたのですが、そこも同年にクローズされたので2015年からは一から探しています。

 候補地選びはすごく具体的にしていて「東京都23区 キッチン付き 音楽演奏可」で検索をかけています。欲を言えばピアノや鍵盤楽器常駐だったりが嬉しいところですが、物件が見つからなかったり予算オーバーだったりするのであまり選択肢を狭めすぎたりしないように気を付けています。

これまで開催した会場ご紹介(料理会のみ)

 料理会のみは条件がそれほどキツくはないので、予算枠の範囲で探しやすいですが、集客は自分の知名度と料理だけとなるので、頭を使って呼び込みを毎回しています。それぞれの会場については1エントリー使って後日ご紹介していきたい次第です。

1.東京四ツ谷One kitchen ワンキッチン

中世料理を味わい尽くす会(2015年3月1日開催)にて使用 

2.八丁堀レンタルキッチンスタジオ

世界の料理、時代の料理(2015年5月23日開催)にて使用

スペイン大航海時代~スペイン&南米料理~(2015年9月5日開催)にて使用

 

これまで開催した会場ご紹介(料理会+α)

 演奏家とコラボの際はミニコンサート+料理会、その他コラボの場合は料理会with○○という形態で使用しています。生音演奏可能な会場も都内であれば探せば出てくるものです。

3.カフェ・トリオンプ

バロック音楽と中世料理《フランス宮廷の宴》(2015年8月22日開催)にて使用

英国の音楽と料理の愉しみ ~ハロウィンに寄せて~ (2015年10月29日開催)にて使用

4.新宿四谷 サロンGAILLARD(ガイヤール)

タロット&イタリアンルネサンス(2015年11月14日開催)にて使用

 どの会場でも色々とその日に借りて使うので、あの調理器具はどこにあるのか探すというタイムロスをしてしまうのが難点ですが、会場はどれも使用用途に基づいて借りているので納得及び満足して使用できました。

 これからも、様々な会場で料理と音楽のイベントを開催したい次第です。

 そして、やはり需要というか自分がイベントで去年振る舞いたかったのが、イタリア+ルネサンスということも振り返ってわかりました。幅を広げていきます!

音食紀行は千変万化

 最後にまとめといいますか、この会の強みはテーマに応じて顔を変えることが可能です。演奏家とであればどういう会場を選択するか、どういう時代を選ぶか、顧客のどんな知的好奇心を満足させるかなどを考え、一芸に秀でた方とのコラボであれば、どういう料理で異色のコラボを全員に納得させるか、どういう世界観を前面に押し出すか料理が主なのかバランスを見るのかなどコンセプトに基づいて選択されます。

 固定された場所がない、核となる料理はないなどないない尽くしの中でそれを長所としてアピールできるところも音食紀行のしたたかな特徴です。

 近々、音食紀行のイベントを開催いたしますので、ご興味とご都合が合えば是非ご参加ください♪