【レシピ】音食紀行・古代ギリシャ・地中海の料理と音楽:2品目。キュケオーン(ギリシャ)
またまた古代ギリシャ料理です。
キュケオーン(ギリシャ)
金髪のヘカメーデーは彼らのためにキュケオーンを用意したーその女は、テネドス島が攻め陥された折、助言者として優れたピュロスの老王ネストールにギリシア軍が選び与えたものだった。女はまず彼らのためにテーブルを選んできた。黒光りする脚のついたよく磨かれたもので、その上に青銅の皿を載せ、中には酒のつまみとしてタマネギや琥珀色のハチミツを容れた。次に聖なる大麦のひき割りを山のように運んできた。女神とみまがうその女は、皆のためにプラムノスのワインを加えキュケオーンを作ると器に盛り、山羊のチーズを青銅のおろし金で擦って入れ、ひき割り大麦をふりかけた。キュケオーンの用意がすべて整うと、女はすするようすすめて出した。
Homer, Iriad 11,638-41より
以降は歴メシにまとめました。是非、ご覧ください。